HDR-AS100Vは現行同価格帯のアクションカメラの中では画質がイイと思う。 ただ、その為に犠牲になる部分がある。
録画後のファイルサイズである。
ちなみに前回アップした
【SONY HDR-AS100V バイク車載夜間撮影 バイパス合流から峠のトンネルまで】は 「1080 30p HQ 手ブレ補正無」録画したものだが、
公開分9分28秒分だけでパソコン上でのファイルサイズは1.06 GBとなる。 これは30分近い録画元ファイルからAviutlのMP4 Expertにより範囲出力したもので、元ファイルと同品質のファイルである。つまり
元ファイルは3GB超えてたのだ。 ファイルサイズだけでいえば、地上デジタル放送のフルHD放送に同じかそれ以上と言える。
例えば1TBのHDDがあり、そこにこの品質(1080 30p HQ)のまま保存していけば、100時間超えてちょいしたらHDDが満杯になってしまう事になる。
後、AS100VはUSB3.0には未対応らしく、ファイル転送速度が遅い!1GBファイルとかでも1分近くかかってしまう。 つまり録画ファイルが60GB(約8時間)くらいあり、それを全てHDDコピーまたは移動しようとしたら一時間くらいとか、、、
ヾ(。`Д´。)ノ彡冗談じゃねーーーーーー!
メモリカード取り出しとかは×。メンドイし壊したら怖いもん。過去バキッと折ってダメにしたトラウマが、、、、、
(T_T)
HDDが一杯になるのを防ぐために、AS100Vから長い時間かけてコピーして編集して必要部分を動画サイトに保存とか青盤とかに焼くとか新しいHDD買うとか、いくらなんでも時間や金のムダにもほどがある。
つまり、
USBに接続して必要範囲のみ抽出しつつエンコードしてしまえば面倒なくてイインジャネ。
と脳内結論。
で、ここで問題。 俺が言うのもなんだがエンコードってのは奥が深い。 エンコードの形式、実行環境、画のサイズ、音の品質、変換手順、エトセトラetc、、、、こだわり出したら切がない。 変換ソフトの無償有償含め方法は玉石混交。 できたファイルに納得するかしないかは人それぞれ。
先に言っとくとソニー提供の環境はおれ使った事ないから、そっちは公式とか他の人の記事見て頂戴。
個人的には最強と思う動画エンコーダ "ffmpeg.exe"を、出力をMP4特定形式のみに限定にして簡単に使えるようにしたフロントエンドマクロ"ffmpesync"(自作)
今回の手順でyoutube登録した動画
では、開始!
(0)環境の準備
を見つつ環境作成。
今回はデスクトップに必要ファイルを置いた。 実行環境はどこでもよいが、十分な空き容量と早いドライブの上に作ればいいかも。
(1)HDR-AS100Vにて録画
(2)HDR-AS100VをUSB接続でパソコンにつなぐ
(3)HDR-AS100Vの保存場所(※ここではMP_ROOT\100ANV01フォルダ)を開く
(4)対象ファイル(ここではMAH00059.MP4)を再生して必要な部分の開始時間と終了時間を取得する。
ここでは開始時間は00:11:00。 終了時間は00:15:00。
(5)MAH00059.MP4をデスクトップ上のffmpesync12.vbsドラッグドロップすると、変換後ファイルの保存先の指定となる。既定値はユーザフォルダ直下となっている。
(6)ここではC:\videoを指定。
(7)変換モード入力の既定値
”ほどほど画質の高圧縮(ここでは31)”を書き換える。
(8)”
0 -s -e”と入力
※スペースゼロ ハイフンエス ハイフンイー
(9)抽出
開始時間の入力。 時:分:秒
ここでは00:11:00
(10)抽出
終了時間の入力。 時:分:秒
ここでは00:15:00
(11)変換開始。
(12)変換終了。
オリジナル 1080p 25h22m (2.85 GB)
↓
↓(変換時間3分くらい※パソコン性能により差異)
↓
エンコード 1080p 4m (292 MB)
このサイズならファイルの移動もコピーもネットへのアップもすぐに済む。残ったファイルは気分しだいで処理しよう。今回はメンドクサイのでしなかったが、全部エンコードして小さくして残すのもアリだと思う。