デジタル放送になってからはコピー制御が入り、例え無料の地上波放送で自分で楽しむ分であってもコピー制御されたファイルを解除して自由に編集する事はバレたら犯罪扱いとなってしまいました。 犯罪の定義がどーたらこーたらはココではテーマではないので置いときます。 アースソフトのPTxはソレを微妙に?回避しつつパソコンに放送を保存するパソコン用チューナーです。 基本的に自分のエンコード元となるソースファイル半分はPT2です。
先日、金ロでバケモノの子が嬉恥ずかしノーカットで放送されました。もちろんPT2によりファイル保存しました。 ですが、、、、、
放送時間2時間19分でファイルサイズが19GB。 しかも本編以外の映像により先頭と末尾を除くと9つに分断されています。 これは調べると合計約25分で全体のほぼ20%にあたります。 本編のみ抜き出しても19GBから15GBに小さくはなりますが、まだ大きいといえます。
映像や音声の品質を出来るだけそのままにファイルファイルサイズを小さくする処理がエンコードとなります。ここでは番組本編【Aviutl+x265guiExエンコード】俺的編集手順2016年版です。
※音声の特定チャンネル指定の手順とかは知りません。
「最終的に保存(エンコード)する際に本編のみにする」方法はいくつかあります。
※は中の人の個人的感想です。
1.エンコード前にカット(TSファイル編集で本編を取り出してからエンコード)
※できなくはないが時間もかかるメンドクサイ。作業領域も大きく手間。
2.エンコード後にカット(全体エンコードしてから本編の取り出す)
※H.265なので今は使えないし、使えても激重になりそう?
※イイかもしれないが細切れになってるのが気に入らないので除外。
※映像と音声がズレる可能性が高い。手間もかかるので最終手段
※MPEG2を使い始めて今も昔もコレ
とは言ってもヤッパリメンドクサイのでよほどじゃないと使わない。 エンコードを始めた頃はエンコードするタイトルも少なかったため前説OP本編A本編BEDエンドカードを抜き出して1ファイル化なんて事をしてた時期もありましたが、今はタイトル数が多いため、大抵はザックリと先頭と末尾を指定してエンコードが殆どです。
PTxで録画した際の元ソースブロックが1つ(先頭と末尾指定)なエンコードはBonTsDemuxVer.1.10を使いDemux(m2v+wav)にしてからAviutl+x265guiExエンコードしています。
指定が複数ブロックになる場合は幾つかの手順を入れてから、Aviutl+x265guiExエンコードをしています。
本編(複数指定)を抜き出してエンコードする手順。
1.映像と音声のズレを全体的に均一的(気にならないレベル)に揃える
VLC media player 0.9.9 Grishenko の「メディア-変換/保存する」にて、MPEG-TS形式をMPEG-PS形式に、オーディオはMPEG Audioにして保存する。 VLCでもこれ以降?のバージョンではなぜか上手くいった事がないんだよねー。ナンデダロ。なんでこの手順では0.9.9が必須のバージョンなってます。
変換した MPEG-PSファイル。以後の処理はこれを使います。
2.必要範囲を指定してd2vプロジェクトファイルとmp2音声の作成
DGIndex(日本語化済みの最新版でいいかと)に1.で作成したMPEG-PSファイルを読み込んで必要な範囲のみ指定してプロジェクトファイルを作成しいく。ファイル名の末尾は0から続く連番でいいかと。分割が多くなりそうなら00、01~とか。
注意点としてはDGIndex指定ではエンコード後の視聴時に、範囲指定のすぐ外側で指定外のコマが入ってたり、逆に入ってないのに気が付いたりする場合が多々ある。 この辺りはしゃーないと割り切り、余裕のある指定を心がけるしかない。
本編のみ範囲指定で作成したプロジェクトファイル。9つ出来た。
3.mp2音声のみ順番に連結して1つのファイルにする。
UniteMove v2.11を使用してmp2音声ファイルを順に連結して一つにする。長さ1:55:46
4.3.で連結したmp2ファイルのみwev音声化。
使うソフトは、ぶっちゃけ無圧縮wevに変換できるなら何でもいいと思う。
一応、自分が使ってるソフトを紹介すると、以前購入した「Xilisoft 究極動画変換」ってのをずっと使用している。 手軽に複数ファイル指定してマシンの状態に合わせて変換実行してくれるのがイイ。
連結したmp2ファイルを変換して出来たwavファイルのサイズは1.19GB
5.1.Aviutlに.d2vファイルを「ファイル-追加読み込み」にて順次追加する。
.d2vファイル追加時の表示形式は”一覧”か”詳細”だと見やすくて間違いない気がする。それと追加読み込みにショートカットを宛てておくと素早く追加できるかも。もちろん3.で連結した音声の順番と一致する事が重要。
5.2..wavファイルを「ファイル-音声読み込み」にて読み込む
これで順次追加した映像に対応した音声があたる。
6.3.末尾に移動し「音声の位置調整(無効)」にしてオーディオ波形を確認する。
音声とのズレが数ミリ秒なら問題なし。 大きく映像と音声の長さがズレていたら別の方法を考える。その辺りになるとソースの状況に応じで試行錯誤となるのでここでは述べません。各自頑張ってください。
Aviutl「音声の位置調整」は、ソースの状態によって変わってきます。 今回は、.d2v作成時のmp2ファイル名のズレ表示は-11~-23となっていて、全て「音声の位置調整」1メモリ-33ms以下なので調整ナシとします。
ここ以降の設定は通常のAviutl+x265guiExエンコードとなるので割愛します。
エンコード後は1.4GBと偶然にも元ファイルのほぼ1/10となりました(過去エンコード済みファイルをコピー)
作成のタイムスタンプを見ると、大体2時間半でした。
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